おかしのまちおかは何故安いのか?
事業研究おかしのまちおかってなんであんなに安いんだろうか?と気になってみたので調べてみた。
商品陳列
いろいろな人も書いているが段ボールに入ったままの状態で陳列することによって什器費用を抑えている、というのも一説らしい。
確かにおかしのまちおかではそのように陳列されていることが確認できる。
ただ、什器というのは運営コストではなくあくまで初期コストなので経済的インパクトとしてはそこまで大きくないと思う。
本当に什器費用をおさえたら商品を安くできるのであれば、居抜き出店のお店だって真似できるはずだからだ。
従って、ここはよく言われているところではあるし確かに費用を抑えてはいるものの、「おかしのまちおかは何故安いのか?」の答えではないと思う。
問屋からの進出
大本命はこれだと思う。
調べてみると、おかしのまちおかは元々お菓子の卸売業で1954年に創業したそうだ。
そこから、1997年に今のおかしのまちおかの原型となるお菓子小売の1号店を東京都板橋区にオープン。
順調に店舗を増やし、2002年に東京都中野区で12店目、2006年に高円寺北口で50店目、2009年にララガーデン春日部で100店目、2011年にイオンモール土浦店で150店目。
>>>おかしのまちおか企業沿革
問屋として事業経験を積んだ企業が小売も行うというのは、流通時のマージンをカットできるため確かに商品価格の値下げができそうだ。
ちなみに、この「問屋→小売」で商品価格を下げるという手法はお酒のカクヤスが行っているそうだ。
ただ、カクヤスの企業沿革を見るとこちらは小売→問屋という順で展開したことがわかる。
>>>お酒のカクヤス企業情報
スケールメリット?
最後にこれは少し疑問だが、調べていて、大量発注によりコストダウンをしているという説も見かけた。
確かにお菓子だけに絞っていることにより取引先は集中し、スケールメリットはあるかもしれない。
ただ、大量発注による値引き率というのが果たしてどれくらいあるものか?とも思うし、
今の店舗数ならばこの恩恵もあろうが、最初の数店舗の時点では大した値引きはできないはずだ。
よってやはり卸売業と小売業の一体化が、おかしのまちおかのお菓子が安い最大の理由であると思う。
そういえば、「何故安い」の逆でハーゲンダッツは何故高いのかというのも調べたことがあるのでまとめてみよう。
1 thought on “おかしのまちおかは何故安いのか?”